歩行能力のチェック方法

こんにちは。
スポーツメディカル整骨院の安達です。

今回はお家でも行える歩行能力の計測テストをご紹介させて頂きます。

TUG歩行テスト

① 開始肢位は背もたれに軽くもたれかけ、手は太ももの上に置いた姿勢を取ります。
肘掛けがある椅子の場合は肘掛けに腕を置きます。(両足が床に着くように配慮します。)

② 椅子から立ち上がり、3m先の目印を回って、再び椅子に座るまでの時間を測定します。
(0m地点は椅子の前脚とし、3m地点はコーンの中心とします。)

③測定者の掛け声に従い、一連の動作を「通常の歩行速度」と「最大の歩行速度」 で1 回ずつ(計2回)行ってもらいます。

④測定者は患者さんの身体の一部が動き出すときからお尻が接地するまでの時間を計測します。

⑤コーンの回り方は患者さんの自由とします。

⑥ 2 回の測定後、小さい値(速い時間)の方を採用します(2 桁目は四捨五入)。

※日常生活において歩行補助具を使用している場合には、そのまま使用します。 

この歩行速度が12秒以上の場合、歩行能力の低下があると判断ができます。

12秒かかってしまった場合、要支援のラインに入ってきますから歩行能力の改善が必要です。

また、時間以外にもこんなところに注目して下さい。

●手を椅子や大腿部について支えながら立つ
●立つ時の動作が遅い
●座る時、ドスンと耐えられなくなって座っていないか
●方向転換する時にフラついていないか  など

例えば立ち上がる際や、座る時の動作が気になった場合、お家での生活スタイルが非常に重要になります。

ちゃぶ台よりテーブルと椅子の生活方が安全ですし、布団よりもベッドの方が安全です。
(この安全とは骨折のリスクに関してです)

そろそろベッドにしようかしら?と、家族間でもお話が上がっていましたら是非指標にしてみて下さい。

また、方向転換時のふらつきですがこれはバランスが関係してきます。

例えば、玄関マットで滑って転倒や、スリッパが滑って転倒なども考慮する必要があるのです。

歩行能力を把握しておくことはとても重要ですから、ぜひ行ってみて下さい。

※転倒リスクのある方はお家ではなく設備のあるところで行うようにして下さい

スポーツメディカル整骨院(通称ゴリラ)
院長:安達 愛美(柔道整復師)
日本足病学協会会員として足の健康情報や体にとっておきの情報をお届けしております。
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京急羽田空港線「糀谷駅」から徒歩5分にある整骨院です。

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