炭酸飲料は本当に悪いのか!?

こんにちは!
スポーツメディカル整骨院の安達です。

先日、葛飾区の中学バスケ部にて栄養学講座の講師を担当させて頂きました。

その時に、保護者の方から「炭酸飲料(ジュース)」は飲まない方が良いのか?というご質問があり、保護者の方の視点だと「飲ませたくない。」というお話でした。

なので、今回なぜ炭酸飲料は悪とされるのか?本当のところはどうなのか?というお話をさせて抱きます。

炭酸は骨を溶かす!?

炭酸は骨を溶かすから、体には良くないという説が昔ありました。そのため、飲むのは良くないと思ってらっしゃる方々は多いです。

ですが、実際は溶かさないのです。

骨の成分であるリン酸カルシウムは強い酸に合うと溶けてしまいますが、炭酸飲料にはその効果はありません。

ですが、コーラなどのジューズにはリンが多く含まれているため、飲みすぎるとカルシウムの吸収を妨げ、骨を弱くする要因のひとつになります。

ちなみにですが、この飲み過ぎの量とは大量に飲んでいる場合です。

通常1日に必要なリンの量は1000mg前後です。100ccのコーラでもリンの含有量は20mgですので、500ccのコーラを飲んでも100mgです。

あらゆる研究機関が、「コーラを飲んでいる人は骨が脆いのでは?」と研究しているのですが、直接的な因果関係は証明されてないです。

この背景には、「コーラなどのジューズを好んで飲んでいる人の多くは、食生活が元々良くない。」という、日常での食生活が影響を与えていることが考えられるからです。

骨についての結論としては、炭酸は骨を溶かさないがリンという物質が過剰摂取になる程飲むのは良くないと考えて行動されると良いかと思います。

糖分の摂りすぎ!?

コーラやジンジャエール、サイダーなどは多くの糖分が含まれています。

そして、その糖分は吸収が早い糖分です。なのでダイエットの敵になります。

だからと言ってゼロカロリーが良いのかと言われると人口甘味料にはデメリットが存在します。

それは、食後の血糖値の上昇が起こらないため、脳の満足感が少なくなり食欲増加してしまう可能性があるということです。

炭酸で胃を刺激することによって、食欲が増しますので、体重をコントロールしなくてはならない競技の選手や、減量中の選手にとってはこの点致命的になります。

なので、人工甘味料のカロリーが低いものが良いのかと言われれば、それも違います。

コカ・コーラに含まれる糖質の量は、100mLあたり11.3g。

コップ1杯(200mL)では、糖質の量は22.6g、角砂糖に置き換えると約7個分になります。

500mLペットボトル1本のコカ・コーラを飲んだ場合、糖質を56.5g摂ることになりますので、お茶碗のお米約1杯分よりも少し多いぐらいです。

ここで1つ懸念すべき点は、純粋な糖質としてではなく栄養素として考えた場合、お米には食物繊維も含まれていますから、他の栄養素も摂取ができるという事。

ですが、ジュースに含まれる糖分は吸収が早いため、急激な血糖値の上昇は脳の働きを不安定にしてしまいます。

甘い物が常に欲しくなったり、飲みすぎると集中力の低下や判断力の低下を招いてしまいます。

上記にお茶碗一杯分と表記しておりますが、糖質の内容が違うという事は知っておいた方が良いと思います。

飲まない方が良いのか!?

ここは私の個人的な考えになりますが、コーラに含まれるカフェインがマラソンをされている市民ランナーの方からすると最後の一踏ん張りになるとも仰る方もおりますので

絶対に飲んではいけないものとしては考えておりません。

確かに飲みすぎると体には良くないです。人工甘味料も1日に摂取しても大丈夫な量が決まっています。

ですが、通常の飲む量ではそれを大きく下回っています。

吸収が早い糖という事は、インスリンも分泌されますから栄養の吸収も良くなるという側面もあります。

なので、適切に適切な量を飲む分には問題ないと思いますので、全てを禁止する必要性はないと考えます。

子供達の好な物が飲めないストレスを考えれば、ルールを設けて飲むという事も選択肢としてありなではないでしょうか。


スポーツメディカル整骨院(通称ゴリラ)
院長:安達 愛美(柔道整復師)
日本足病学協会会員として足の健康情報や体にとっておきの情報をお届けしております。
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