
こんにちは!
スポーツメディカル整骨院の安達です。
10月も後半になり、気温も下がってきましたね。
ランナーの皆様は走りやすい気温になってきたかと思います。
この時期に増えるのケガが「アキレス腱炎」「アキレス腱症」になります。
炎症期間が長く続いてしまうと、石灰化を起こしてしまいスポーツができなくなってしまう体になる場合もあるので、もしアキレス腱が不調な方は早めに医療機関にかかるようお願い致します。
では、なぜアキレス腱に痛みが出てしまうのか?その辺りの原因について解説していきたいと思います。
回内足(オーバープロネーション)
この原因はかなり多いです。私も院の方で、足自体が原因になっている方をよく見かけます。
オーバープロネーションの足はこのような足になります▽

後ろから見て小指しか見えない状態、アキレス腱が内側凸になっている状態。
このような足を回内足と言います。
アキレス腱は真っすぐな状態が正常なのですが、やはり反りが入ってしまうと運動時に毎回アキレス腱と周りの組織が擦れやすくなってしまいます。
さらに、回内足は足底に大きな負担をもたらすことが分かっていますから、筋膜で繋がっているアキレス腱にも影響が出てきてしまいます。
なので、回内足の場合は足を矯正して正すと言う事が大切になってくるのです。
筋肉の柔軟性
こちらは基本中の基本です。痛める方の多くがストレッチ不足です。
筋肉の柔軟性が低下すると腱にかかる負担は増します。
特に、普段事務仕事をされており歩数もあまり歩かれていない方が、週末に急に走るという状態は良くありません。
事務仕事の方は後方重心になりやすく、後方重心は運動に適さない事ためです。
これではブレーキを踏みながらアクセルを踏んでいるのと変わらないのです。
なので、運動を継続的に行いたい方は日頃から柔軟をしっかり行なうようにして下さい。

※5秒保持ではなく20秒〜30秒保持です
筋力不足
こちらの原因はあまり知られてないのですが、実はふくらはぎの筋肉の筋力不足でもアキレス腱の痛みにつながります。
整骨院でもこのような患者さんはいらっしゃるのですが、ジャンプ種目の競技をしているのに片足でカーフレイズ(爪先立ち)が行えない方も。
競技ごとに必要最低限な筋力が確保できていない状態でのスポーツは痛みの原因になりかねませんので、もスポーツを始めてから痛みが出る場合は積極的に筋力トレーニングをセルフケアの一環として取り入れるようになさって下さい。
また、運動強度の正しい設定方法は、VAS法を用いると簡単に行えます。

このように痛みを可視化する方法です。
3以下であればその運動強度で続けても大丈夫という指標になります。
ふくらはぎのトレーニング▽
治療と運動療法(トレーニング)を並行すると、改善スピードは上がりますのでアキレス腱の痛みでお困りの方は是非ご相談下さい。
スポーツメディカル整骨院(通称ゴリラ)
院長:安達 愛美(柔道整復師)
日本足病学協会会員として足の健康情報や体にとっておきの情報をお届けしております。
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