バスケ、バレーボールに多い膝のケガ

半月板って?
半月板は繊維軟骨と言って、柔らかい軟骨の1つです。
機能としては膝にかかる圧力の緩衝や、膝関節の動きをスムーズにしたり、骨同士が当たらないようにするクッションのような役割もあります。

半月板を痛めやすい場面
◆切り返しの動作
サッカーやバスケは対人のスポーツですから相手に合わせて動く必要があります。
なので急激な切り返しを余儀なくされる場面がたくさんあるのですが、その時に膝関節に捻れの力が加わった時に半月板を痛めてしまう事が多いです。主な原因としては、つま先が外を向いていて膝が内側に入りやすい動き方です。
足先は外側に行きたいのに膝が内側にいこうとするトルクが加わったら、膝は関節部分なので上の部分が内側にいき下の部分は外側にいく力が加わります。これが、半月板に負荷を与えてしまうのです。
◆着地時
着地の際も、切り返しの動作と同じです。
この時もつま先が外を向いて膝が内側に入る肢位で着地をしてしまった場合、半月板に負担がかかります。なので、半月板を痛めない為にもしっかりと動きを改善する事が大切となってきます。
円盤状半月
半月板は真ん中が空いているドーナツのような形をしているのでが、稀に真ん中部分が埋まっている円盤状半月の方がいらっしゃいます。このような方は半月板を痛めるリスクが高く、特に動き方には注意が必要となります。

半月板損傷の場合、酷い場合は手術をするケースが多いです。
保存療法を選択される場合は3週間程安静にして腫れを引かせる必要があります。その時に、無理に練習に参加してしまうと、腫れで関節が緩くなっていますからさらに酷いケガをしてしまう確率が高くなります。
半月板損傷でお困りの方は是非ご相談ください。


