肩の前方部の痛みの理由
私も学生時代にこのケガをした事があります。でも、今はなりません。
運動量が違うというのもそうなのですが、もっと違うことで予防が可能になりました。
それは肩の構造と良い姿勢や悪い姿勢を理解できたという事が大きいです。
なので、今この記事をご覧になっている方はお困りの事と思いますので、簡単に解説して行きたいと思います。
上腕二頭筋は二頭と名前がつくので、頭が長頭と短頭と2つ存在します。
今回は長頭のみのお話になるのですが、長頭腱は上腕骨にある溝を通過します。
※下の図をご確認ください。

このように所謂良い姿勢であれば真っ直ぐ図のように通過するのですが、猫背の状態ですと肩が内巻きになってくるので、まっすぐ通るはずの腱が弓矢の矢を飛ばす時に弓を引くように腱が引っ張れてしまいます。
骨の溝を通過する腱が引っ張られてしまった状態で肘や肩を動かすと腱が骨に擦れて欲しいのが容易に想像できると思います。
なので使いすぎ(オーバーユース)が原因ではなく、体の姿勢、使い方が原因といえます。
個人的な見解ではありますが、肩のインナーマッスルトレーニングをせずに高負荷のトレーニングをしている方に多い傾向です。
【予防方法】
ここまで読んだ方は「じゃー姿勢を良くすれば良いのね。」となるのですが、キープする事が難しいからケガする方が多いので、セルフケアをしっかりと実践して頂く事が大切です。
●大胸筋のストレッチ
●肩甲骨回し
この辺りがオススメです。
※行い方は下記をご確認下さい。


肩の痛みでお困りの方はお気軽にご相談下さい。


