投球動作での靱帯損傷

こんにちは!
スポーツメディカル整骨院の安達です。

先日、近隣の野球チームにて、野球肘検診を行ってきました。

写真では、エコーを使用して骨の状態を確認しているのですが、徒手的に靱帯が緩んでいないかもチェックします。

どのチームで野球肘検診をしても数名緩くなっている選手もいます。

先日いらした40代女性の方は、子供の野球チームで大人もソフトボールをすることになって、投球した際に靱帯を部分断裂しておりました。

間違った投球動作はそれだけ肘の靱帯には負担をかけてしまうものということになります。

チェックをしながら、その選手の投球動作を想像すると意外と合っていたりするので、クセのある投球動作は直した方が良いと言えます。

では、どんな選手が肘に負担をかけてしまうのか??その辺りを解説していきます。

胸の筋肉が硬い

肘の靱帯に負担がかかるという事は、肘が大きく動かないと投球フォームが作れないということになります。

その場合、肘の隣の関節の肩関節に注目をすると良いです。

胸の筋肉が硬いと体が開かずに、体が閉じた状態で投球フォームを作ってしまうので

肘にストレスが強くかかってしまいます。

なので、胸の筋肉をストレッチで日常的に柔軟性を獲得しておくことは非常に重要です。

・胸のストレッチ

肩甲骨が下がらない

肩甲骨はあらゆる方向に動く骨になります。

①挙上②下制③内転④外転⑤上方回旋⑥下方回旋

この他にも前傾や後傾という動きがあります。

肩関節がうまく動かない人は、前傾後傾がうまく動かない場合が多いのですが

その原因になっている動きが下制という下げる動きが出来ないという事です。

肩に力が入ってしまって挙上して動いてしまう場合が多いので

肩甲骨自体の動きを作ると肩関節がうまく動いて肘へのストレスが軽減していくと考えられます。

キャット&ドッグというエクササイズはこの肩甲骨の動きの内転外転を強調したエクササイズですが、挙上下制の動きを四つん這いで入れることも可能です。

靱帯を痛めてしまったら

もし、靱帯を損傷してしまった場合はすぐに医療機関にかかるようにして下さい。

靭帯損傷は傷口が開かないように、関節を固定して靱帯を安静にする必要があるからです。

これを怠ってしまうと靱帯が緩くなってしまった状態で修復期間が終わってしまい

その後のリハビリの期間が伸びてしまいます。

損傷時にはエクササイズなどよりも、固定と安静が必要ということをまず念頭において下さい。

肘の痛みでお困りの方は是非1度ご相談下さい。


スポーツメディカル整骨院(通称ゴリラ)
院長:安達 愛美(柔道整復師)
日本足病学協会会員として足の健康情報や体にとっておきの情報をお届けしております。
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