こんにちは!
スポーツメディカル整骨院の安達です。
このブログを書いているのは(2023年11月中旬)です。グッと急に寒くなってきた今日この頃、肩のご相談が増えております。
(正確には先月からです。)
その患者様方の肩にはある共通点がありました。
肩関節の内旋/外旋

肩関節は球関節なので色々な方向に動く関節です。
しかしながら、肩に不調を訴える方の殆どが関節の動かせる範囲(関節可動域)が、狭くなっています。
痛い方と痛くない方の左右差をみてみて下さい。左右差が起きていたら、可動域が狭くなっていると判断ができます。
なので、普段の日常生活動作ではなく関節のフルの可動域を確認しておくことは大切になってきます。
上の図を見るとおりポジションが3つあるのは、それぞれの場所で関節の周りにある関節包や靱帯が緊張する部分が違うので、どのポジションでも可動域を広げておく必要があるのです。
肩関節周囲炎
可動域が狭くなり痛みが急に出現する代表例が肩関節周囲炎です。
(いわゆる四十肩や五十肩と言われています)
日本整形外科学会によると下記の通りに掲載されております↓
中年以降、特に50歳代に多くみられ、その病態は多彩です。
関節を構成する骨、軟骨、靱帯や腱などが老化して肩関節の周囲に組織に炎症が起きることが主な原因と考えられています。肩関節の動きをよくする袋(肩峰下滑液包)や関節を包む袋(関節包)が癒着するとさらに動きが悪くなります(拘縮または凍結肩)

圧痛の部位や動きの状態などをみて診断します。肩関節におこる痛みには、いわいる五十肩である肩関節の関節包や滑液包(肩峰下滑液包を含む)の炎症のほかに、上腕二頭筋長頭腱炎、石灰沈着性腱板炎、肩腱板断裂などがあります。
これらは、X線(レントゲン)撮影、関節造影検査、MRI、超音波検査などで区別します。
(HPより抜粋)
この肩関節周囲炎は神経痛を一緒に伴うことが多く、当院でも神経痛に対してのアプローチを行う場合が多いです。
なぜ、神経痛も併発するのか
肩関節の周りの筋肉は、神経の通り道を形成しています。

腕や手にいく神経は肩関節を必ず通ります。
ですが、関節周りの筋肉が硬くなってしまったらどうでしょう??
神経と一緒に走行する血管を狭窄してしまって神経への血流が不足してしまったり
神経を圧迫してしまって炎症を起こしてしまうという事も考えられます。
なので、肩関節周囲炎の方は神経痛も発症しやすいと言えます。
肩関節周囲炎になってしまったら?
①医療機関に受診する
②炎症があればまずは安静にする
③炎症が引いて多少動かしても大丈夫になったら少しずつリハビリを行う
※寒い時期はなかなか可動域が広がらない場合もあります。冬場は現状維持を目指して地道にリハビリを行う場合もあります。
今回、肩関節周囲炎にフォーカスした内容になってしまいましたが、可動域が狭くなっていてスポーツを行った際に、肩を痛める方は非常に多いです。
スポーツをされている方も、そうでない方も肩関節を痛みない為にも日頃から関節の可動域をチェックすることをオススメ致します。
スポーツメディカル整骨院(通称ゴリラ)
院長:安達 愛美(柔道整復師)
日本足病学協会会員として足の健康情報や体にとっておきの情報をお届けしております。
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