ランナー膝(腸脛靭帯炎)

膝の外側に出現する痛み

マラソンランナーの方に多く発症する腸脛靭帯炎。そのため、ランナー膝とも言われていいます。これは、回内足の方やランニング時のフォームが横に揺れやすい方や、縦に潰れやすい方に多い傾向にあるケガです。

このケガになった際にアプローチをすると良いとされる筋肉は、大臀筋と大腿筋膜腸筋です。腸脛靭帯には大臀筋と大腿筋膜張筋が停止しており、この2つの筋肉が緊張すると腸脛靭帯も緊張して痛みを誘発してしまうからです。

アプローチするべき筋肉もそうですが、ランナー膝は動きの中でのエラー動作を修正する必要もあります。その動きが膝が内側に入るKnee-in-toe-outの動きです。こういったエラー動作が起こる方はオーバープロネーション(回内足)の場合がほとんど。立った状態で後ろから足部を観察してみて下さい。

このようにアキレス腱が内側に撓み、足部の内側がベタっと落ちているのが分かるかと思います。足の指が小指と薬指と2本も見えてしまっています。
正常な足の場合は、アキレス腱が真っ直ぐで後ろから見た際に、小指と親指が同じくらい見えます。

回内足の方は、下の図の左側のように膝が内側に入るKnee-in-toe-outになりやすいのです。

整骨院の施術では、大腿筋膜張筋と大臀筋を緩めれ腸脛靭帯の張りを取り除くような施術や炎症が強い部位には炎症を抑えるように電気をかけていきますが、おおよその方が動きを修正できずに繰り返す傾向にあります。
なので、上の図の右側のように正しい動きに近づけてあげる為に当院ではインソールもオススメしております。※インソールについての詳細はこちらから。

また、走る時のフォームでお困りの方には専門のトレーナーの紹介もしております。
ランナー膝でお困りの方は是非当院へご相談下さい。