加圧トレーニング

VRCは整形外科でも導入されてる機械

怪我や高齢による筋力の衰えにより、十分な負荷を掛けられない状態では、リハビリも思うように進みません。

VRCは血流制限トレーニングの筋力アップの効果と、成長ホルモン、血行促進の効果によって、筋力の回復と細胞の活性化を促進し、リハビリの進行をサポートします。

通常のトレーニングの３分の１以下という軽負荷で効果が出せるVRCトレーニングは、身体や関節、精神的な負担を軽減してリハビリを行うことができます。

過去のあらゆる研究をまとめた論文では、低負荷の高齢者への血流制限トレーニングは、高強度トレーニングと比較しても、筋力や筋肉量の増加が同程度あるという結果が出ています。

参考：高齢者の筋力と肥大に対する血流制限トレーニングの影響：系統的レビューとメタ分析　著者　C Centner, P Wiegel, A Gollhofer, D König – 　雑誌名　Sports Medicine, 2019 – Springe
https://link.springer.com/article/10.1007/s40279-018-0994-1

「歩く」筋力トレーニング

高齢化による筋力の衰えや怪我による運動制限がある場合、負荷をかけるトレーニングが難しく、元の元気な状態まで筋力を回復させることが難しくなります。

しかし、適正に血流制限をした状態で歩行訓練をすると、歩くだけで筋力トレーニングをしているかのように、筋力及び筋肥大されることが、研究により明らかになっています。

Journal of Applied Phisiology
https://journals.physiology.org/doi/full/10.1152/japplphysiol.01267.2005

研究では、ウォーキングのみのグループは大きな変化は無かったものの、加圧をしてウォーキングをしたグループは、筋肉の横断面積の増加（筋肥大）と筋力の増加が認められたという結果が出ています。

血流制限には、軽い負荷でも筋力トレーニングの効果を高めるというメリットがあり、歩く程度の軽い運動でも筋肉をしっかりと刺激することができるようになります。
正確な血流制限ができるVRCを脚に巻いた状態で歩行訓練をすると、強い負荷をかけたり、関節を深く曲げるような動作をしなくても、筋力及び筋肉量の回復が期待できます。