寒い時期や季節の変わり目に
起こりやすい急性腰痛

ギックリ腰って?
多くの方が経験したことがあるギックリ腰。ギックリ腰とは、あだ名のようなもので急性腰痛とも言います。
ですが、このギックリ腰は1つのパターンではなく複数の原因が考えられる腰痛になります。
①筋肉損傷の場合の急性腰痛
重いものを持ち上げたり、無理な体制で物を取ったりと筋肉に過度に負担がかかった時になりやすいパターンです。体が硬い方はなりやすく、太ももの硬さも関係してきます。
この場合、筋肉を修復させなければならないので、当院ではテーピングやコルセットを使用します。
肉離れと同じ過程で治癒していくため、おおよそ3週間程度通院頂く場合が殆どです。
②腰椎関節炎
過度に腰椎に負担がかかった場合に発症します。
股関節が硬かったり背中の動きが悪く、普段から反り腰の方がさらに腰を反る体制をとってしまった場合に多いです。
小学生〜中学生の頃のお子様で反り腰の状態が続くと、背骨(腰椎)が潰れてしまったり、腰椎分離症と言って疲労骨折に繋がってしまう場合があります。
このパターンの急性腰椎の場合は、原因となる関節の硬さを取り除く運動療法が必要になります。ですが、これは腰椎の炎症が落ち着いてからです。
コルセットで腰椎を安定させて幹部の炎症が落ち着いてから、運動療法を行なっていきます。
1ヶ月程度の通院が目安となります。
③仙腸関節炎

仙腸関節とは上の図の赤い部分です。
ここは女性の場合生理前中の際に出ているホルモン「リラキシニン」の作用によって、仙腸関節が緩い時に、ダイナミックな動きそした際に炎症を起こしたり、ソファーで股関節が曲がるような姿勢で寝ていて急に起き上がった際に炎症を起こしたりします。
件数的には上記①②よりも多くはないですが、ご相談頂くことは比較的多い印象です。
この場合、骨盤ベルトやサラシで固定する事が多く、コルセットをお持ちの方には骨盤を締めるように巻いて頂きます。3週間程度の通院が必要になります。
こんな時はすぐに救急に!
急に腰が痛くなって「治療院に行こう!」となる方が多いと思いますが、排泄機能に低下が見られた場合はすぐに病院に行かれて下さい。
「おしっこの出が悪い」「おしっこが出てない」「残便感がある」など。この場合は、急性腰痛ではなく、別の病気の可能性がございます。
ギックリ腰でお困りの方は是非当院へご相談下さい。



